シリーズリーダー栗本武典が完全V王手 ミッドナイトF2 【小倉】

小倉競輪のF2ミッドナイト(A級3班、7レース制)は1日の2日目、準決3番をメインに実施。5Rは栗本武典が2角3番手捲り、6Rは昼田達哉が突っ張り先行、7Rは福田要が3番手追い込みで勝利した。
最終日の7R決勝はパーフェクトVを狙う内枠3車の攻防に注目。シリーズリーダーの栗本が得意の捲りで決着をつけるとみたが、121期の昼田や福田も能力自体は互角で接戦ムードだ。
【7R決勝のコメント】
(1)栗本武典 状態はいいけど、仕掛けどころを何度も逃したのは反省。自力。
(2)昼田達哉 少し油断したけど、何とか突っ張り切れた。悪くない。自力で。
(3)福田 要 冷静に出して3番手。脚は問題ない。橋本さんと別で自力勝負。
(4)樋口絢土 栗本君が強過ぎたし、ついて行ける感じがしなかった。昼田君。
(5)須藤 誠 猪野君が頑張ってくれての2着。自分も仕事はできた。栗本君。
(6)橋本 陸 捲られても何とか2着に粘れた。まだ競走がへたですね。自力。
(7)五十嵐博一 福田君がまさか長崎君を出すとは(苦笑)。決勝も福田君に。
<各レースの見どころ>
(1R)中途半端なレースを悔いていた伊藤。逃げイチの最終日は真骨頂の先行で本領発揮だ。前々の東は飛び付けるか。
【3連単】伊藤から5―3―12。
(2R)同県の先輩・塚本に差されて2着だった山田。ここは先行一車で確実に押し切る。塩満は何かアクションを起こすか?
【3連単】東ラインで1―2―34。片山が狙われると1―345―345。
(3R)自力型が古川だけ。こういったレースは取りこぼしはしない選手で信頼度大。番手に競り込むなら赤松だろうが、好枠を生かす下田も勝負どころでは何かするかも。
【3連単】古川に1勝機で4―2―15。後位がごちゃつけば4―13―135。
(4R)底力上位の桜井を軸視も、岡崎が先手なら晴山が岡山勢の後位を追走しそうで、簡単には捲れない。
【3連単】桜井から2―4―13。岡田の抜け出しなら1=2―345。
(5R)動きいい猪野を目標に塚本が連勝ゲット。ただ出脚がさえている長崎のかく乱には要注意だ。
【3連単】塚本の差し逆転から狙って4―13―13。
(6R)ヤング田代はレース運びに課題を残すも、着実にパワーアップしている。キャリアで上回る高橋と町田を退け、地元戦を連勝で締めくくる。
【3連単】田代と松丸の地元ワンツーで1=4―23。
(7R)九州121期の2人は、お互いに力を出すことを優先して別行動。それなら破壊力で群を抜く栗本に有利な流れ。昼田は他地区の樋口を信じて駆ける。
【3連単】栗本が好機に捲って1―5―234。