地元の松丸裕紀が意地の捲りで3着 ミッドナイトF2 【小倉】

小倉競輪のF2ミッドナイト(A級3班、7レース制)が31日に幕を開け、予選3Rは競り負けた地元の松丸裕紀が7番手から逆転のBS捲り。何とか準決権利の3着に食い込んだ。
田代匠の番手を目標不在だった樋口絢土に奪い取られたが、田口が町田勝志に叩かれて内に詰まる意外な展開に。松丸は最後方に下げさせられていたが、余していた脚を残り半周から爆発させた。「たとえダメでも樋口君の番手で意地の抵抗をしようと思ったら、町田さんがスレスレのところを来たからついて行けなくて…。田代君に迷惑をかけたので勝ち上がれても喜べない」。レースを振り返る表情は曇りっぱなしだったが、肝心の脚の状態を聞かれると「1年前に崩した体調が回復したし、自分で前でやれるくらいに戻ってますよ」。2日目準決5Rは新人・橋本陸の頑張りに加え、よみがえった脚も頼りに優出のチャンスをうかがう。
<各レースの見どころ>
(1R)町田に不意を突かれて大敗の田代が仕切り直し。塩満は番手ならついて行けると信じるが、点数以上に元気な古川次第では連下混戦も。
【3連単】アタマは田代で不動とみて1―3―24。塩満が切れれば1―24―24。
(2R)昼田に突っ張られてどうしようもなかった山田だが、一般戦ならパワー上位。出て行きたい伊藤、川藤をいなして好機から捲る。
【3連単】山田が捲って福島ワンツー1―2―347。
(3R)町田の完全な逃げイチ。予選で田代を叩いて波乱演出した機動力を再び発揮し、2日目3連勝だ。
【3連単】町田に福間が食い下がって6―1―234。
(4R)岡崎が番手にはまって末を欠いた桜井。ここは絵に描いたような先行一車で押し切り濃厚。田村、幸津はどうにもこうにも。
【3連単】静岡勢の独占で1―2―3。
(5R)1番車の栗本が無茶な駆け方はせず、中団基本の自力勝負。マーク樋口は逆転も十分にある。
【3連単】人気の東日本コンビで1=2―345。
(6R)突っ張り先行で強地脚を発揮した昼田。ここも猪野を出させない逃走で強引に粘り込む。番手の倉岡は地元開催で差し逆転に執念を燃やすか。
【3連単】昼田がぐいぐいと駆けて1―4―5。狙いは差し目の4―1―5。
(7R)ヤング福田が五十嵐を2着に連れ込む。ただ果敢にアタックする高橋や長崎のかく乱次第で2、3着はスジ違いに。
【3連単】九州ワンツーなら1―4―237。五十嵐が切れてしまうと1―23―2357。