競輪

柊元則彦クビ回避へ「やるしかない」 ミッドナイトF2 【小倉】

拳を固めて好気合の柊元則彦(福岡)
拳を固めて好気合の柊元則彦(福岡)

 小倉競輪のF2ミッドナイトが31日に幕を開ける。今節はA3チャレンジ戦の7レース制。V争いは7月に本格デビューした121期の4人(福田要、橋本陸、昼田達哉、田代匠)を軸に展開する。その中でオール予選の初日ラスト7Rに登場するのは福田。前回武雄で初優勝した勢いをさらに加速させ、初の小倉ドームで激走する。


 「今回はマジでやるしかないんですよ」と鼻息荒くまくし立てるのは柊元則彦。この数年はいわゆる「3期目」の状態を続けながら何とか生き残ってきたが、7月奈良で「胸椎を骨折し、危うく半身不随になりかけた」らしく、今度という今度は大ピンチだ。
 最低出走本数をクリアするために今月中旬から復帰したが、まだ本調子ではない。それでも練習では、今回使用する牧剛央のフレームで坂本亮馬や高比良豪といった実力者に離れなかったそうで「脚の方は大丈夫です」と胸を張る。初日7Rは大本線の九州3番手。「前回武雄でも一緒だった福田君、倉岡慎太郎さんを必死に追いかけます。応援してください」。土俵際に追い込まれた柊元が3着確保で準決進出の権利をキープし、「クビ回避」の可能性も残す。

【小倉競輪ミッドナイト20221031出走表】


<各レースの見どころ>

(1R)来期A2に戻る相沢が、果敢に攻める猪野マークで有利。119期の川藤は成長力に期待したい。
【3連単】相沢から1―2―345。


(2R)桜井はムラの大きいタイプだが、いいときはトコトン強い。先行職人の岡崎を侮らず、好機反撃を決める。
【3連単】桜井に福間が食い下がって1―3―24。離れると1―2=4。


(3R)初の地元戦となる田代がライン3車での独占を目指す。気になるのは目標不在の樋口。追い込みに脚質転向しているだけにS取りからのさばきは十分。
【3連単】田代が押し切れば2―4―1。樋口がさばいて差すと1―2=3。


(4R)地脚タイプの昼田は前受けから突っ張るのが理想。Sが取れない場合でも巧者・岡田なら捲りに切れない。
【3連単】岡山ワンツーで1―2―346。


(5R)黙々と逃げて地力をつけている橋本が、熊本開催で気合十分の五十嵐を連れて行く。ただ別線の高橋は6連続で予選3連対中と好調で軽視は禁物。
【3連単】橋本が主導権を握って1―3―246。穴は高橋が叩き返した場合の2―14―134。


(6R)シリーズリーダーの栗本が、来期S級に返り咲く須藤をけん引して千葉決着。別線の伊藤は点数ピンチだからこそ「先行」と意気込む。
【3連単】栗本が須藤を振り切って1―2―35。


(7R)最終メインに指名された福田が、熱い走りでベテラン倉岡と地元の柊元を準決に導く。
【3連単】軸は福田で1―2―7。3番手の柊元が狙われると1―2―5。

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