伊藤温希が初のパーフェクトVへ好発進 ミッドナイトF2 【小倉】

小倉競輪のF2ミッドナイトが9日に開幕し、チャレンジ予選3Rは121期のルーキー伊藤温希(岐阜)が、5番手捲りで快勝した。再発走で少し脚を使ったが「小倉は3角が壁になると聞いていたし、早めに行かなければマズイ」と思い出すと、HS過ぎから一気に反撃。見事にワンツースリーを決めた。「バンクが軽かったし、踏み出してからは行けると思った。余裕もかなりありましたね」。前回Vの〝余勢〟はたっぷりで、初の3連連に向けて最高のスタートを切った。
<各レースの見どころ>
(1R)1番車の野見がテクニックを効かせた先行策で粘り込む。真崎はまだまだ頑張れるはずの27歳で、別線も大差はない。
【3連単】野見が踏ん張って1=2―457。
(2R)板橋が得意なSを決めて、飛び付くか突っ張るかの2択作戦。高知勢は中国ラインを追走する。
【3連単】力と力で1=2―456。
(3R)スピード豊かな伊藤が同期の米村を好機から捲り切る。同県の林が好マークでワンツーだ。
【3連単】岐阜決着で1―3―245。
(4R)中山はハイペースがたたって差され2着も、感触は悪くない。川野は新車の調整がはまれば互角。
【3連単】中山は1―5―234。福岡ラインだと4=2―16。
(5R)軸は岡山コンビ。以前、捲りを抜いている星島を本命視。富安は自分で何かやる様子。
【3連単】岡山勢で4=2―135。
(6R)初戦大敗の西谷だが、瀬口との2分戦ならパワーで攻略可能。番手は初日にタテ脚を見せていた辰己。田村、大田は決めず。
【3連単】近畿勢からの3着探しで1―2―346。
(7R)特選で捲られた蔣野だが、軽快に踏んでいて状態は悪くない。マーク中石と中近ライン3車の松田で連下争いに。
【3連単】先行力の蔣野を重視して1―26―2346。
(8R)初日特選を制してS級点キープに前進した立部を支持。ただし3場所連続での優出を狙う徳田も力量は全くの互角だ。
【3連単】九州勢は2―1―3457。中近なら3―5―1247。
(9R)吉田篤は藤井のけん制で捲れずも、ハコから出た立部の番手に付け直して2着確保。使い心地のいいシューズに戻して準決こそは1着ゲットだ。
【3連単】吉田篤が断然で1―2―345。