ダンシングプリンス逃げ切りV JBCスプリント 【盛岡】

前走のうっぷんを晴らし、3番人気のダンシングプリンスが鮮やかな逃走劇。2月に中東サウジアラビアで世界をアッと言わせたスピードが、みちのく盛岡でよみがえった。
二の脚を効かせてハナを主張。終始余裕のある走りで最後の坂を駆け上がると、鞍上の右ステッキにもうひと踏ん張り。2着馬の猛追を振り切った。
前走のクラスターCは出遅れて4着。14年全日本2歳優駿以来、二つ目のJpn1勝ちの三浦は「スタートだけ気をつけていました。出てからはさすがのスピードを見せてくれたし、その走りを邪魔しないように乗りました。さすがに最後は苦しくなったけど、もうひと踏ん張りしてくれました」とコンビ復活のパートナーをたたえた。
20年に開業した宮田師にとっては初のJpn1制覇。「前走は出遅れて悔しかったし、11月にリベンジしようとやってきました。大舞台でこの馬の走りを見せられて、ただただ偉い馬です」と感慨深げ。再度中東の地へと夢をはせた。