ボートレース

【クローズアップ】青木気負わず呼び込む好成績 【福岡】

予選ラストで勝負駆けに挑む青木玄太
予選ラストで勝負駆けに挑む青木玄太

 ちょうどボーダー上の6・00。青木玄太(35)=滋賀=が生き残りを懸けて4日目の2走に挑む。

 残った枠は1と4。スローとダッシュ、違う戦法での2走だが、調整に手間取る必要がないのが強み。「自分はインでも大外でも調整は同じ。いつでも回転を上げて行き足を重視です」。手を加えるとすれば根本的な操縦性の面。「3日目は少し乗りにくかったのでペラを叩き変える。エンジンが出るか出ないかより、しっかりレースできることが一番なので」。以前は伸び型などさまざまな仕様にも挑戦。試行錯誤を経て、今のスタイルを確立した。

 日々、感じたことを書き留めているという。「前のを読み返すと、その時はその考えしかできなかったんだなぁって思うんです」。過去の自分と照合することで着実な進歩を実感。

 それは数字にも表れ、新期(2023年1月~)適用勝率は自己最高の7・44。「常に目標にしている7点台を達成できたし、今年は優勝も3回(昨年はゼロ)。後半に向かって尻上がりなのでいい一年だったと思う」と自己評価。「4年前に一度、SGに出たけど何もできなかった。特別なことをするのではなく、普通に走って成績が取れるだけの地力を付けないといけない」。勝負駆けでも心は同じ。普段着のレースで好結果を呼び込む。

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